完成動画
広重の浮世絵を立体にして絵の中の通りを歩くブランドムービー
日本の美術を今の技術で動かす試みとして、広重の1枚を層に分けて空間に組み直し、江戸の木綿問屋の通りへ入っていく縦型の30秒
制作手法:1枚の浮世絵を女性たち・店の並び・地面・遠景・柱・題箋の層に切り分け、絵で隠れていた壁は店の間口のくり返しを遠近に合わせて写して補った。層は3DCGソフト(Blender)で空間に置き、操作はすべてスクリプトで行った。音楽と効果音は生成AI(ElevenLabs)で作り、編集で仕上げた(撮影・ナレーションなし)
この内容なら7万円(税別)・最短5営業日30秒・縦型|料金表
動画の概要と制作条件
- Instagramへの投稿に向けて、志庵ならではの特色を探していた。
- 日本の強みとして和を考え、浮世絵を動かす表現を思いついた。
- 広重の1枚を層に分けて立体にし、絵の中の通りへ入っていく。
- 使う場所
- Instagramへの投稿を予定している縦9:16の30秒。最後の場面が最初の1枚に戻るので、ループ再生でつながる
- 構成
- 元の浮世絵として始まり、層に分かれて離れ、奥行きのある通りへ組み上がり、通りの中を歩いてから一気に引いて最初の1枚に戻る
- 表現
- 正面から見ると常に元の1枚の絵、横から見ると層が分かれて見える。どの層も元の視点から見て同じ位置に映る線の上だけで動かしている。ナレーションと文字は入れず、琴・三味線・太鼓の音楽と効果音で進める
- 制作時間
- 2026年10月12日19時台の最初の相談から、13日8時台に音を付けた30秒版を書き出すまで(夜間の中断を含む)
30秒の流れ
0〜2.5秒 元の浮世絵として始まり、すぐに寄り始める。琴だけが静かに鳴る。
2.5〜9.5秒 カメラが右へ回り込むと、和紙が擦れる音とともに絵が層に分かれて前後に離れる。女性たちが前へ出ると、壁と地面に女性の形の穴が残り、筆の音に合わせて上から塗られるように埋まっていく。
9.5〜15秒 層がページをめくるように曲がりながら、奥行きのある通りへ組み上がる。層が1枚ずつはまるたびに拍子木が鳴り、だんだん強くなる。カメラは正面へ戻り、いったん元の1枚に見える。
15〜28秒 風切りの音とともに通りへ入る。女性たちの脇を抜け、風に揺れるのれんの前を歩く。のれんの風と遠くの下駄の足音が続く。
28〜30秒 逆向きの風切りで一気に引き、最初の1枚に戻る。
試作と最終版の比較
最初に10秒の試作を2版作り、動きを足しました。そのあと30秒の構成に作り直して音を付けています。縦9:16の映像を、左右を黒で埋めて並べています。
全編
試作1版目
最終版
のれんを揺らしカメラを止めずに進める
修正前
修正後
- 狙い
- 静かな1枚の絵が動き出したと分かる変化を最後まで続ける
- 制作中の指示
- 「直したい点を修正して。私も同感でもっと動きがほしい」
- 調整
- のれんは上の竿を固定して裾ほど大きくふくらませ、突風の波が通りに沿って流れるようにした。カメラは女性たちを抜けたあと店側へ向き直り、止まらずに進む。後半は画面がのれんと屋根で埋まるので、絵に描かれていない通りの左側が見えなくなる。原寸の画像(2573×3915px)に差し替え、手前ののれんの文字も締めた
層の切り分けと制作工程



- 元の絵
- 手元の浮世絵の参考画像約110枚から名所絵の1枚を選んだ。歌川広重「名所江戸百景 大てんま町木綿店」で、国立国会図書館が所蔵しWikimedia Commonsでパブリックドメインとして公開されている
- 音楽
- 生成AIで2案を作り、琴・三味線・太鼓の和モダンの案を使った。もう1案は最初の10秒が無音で強弱もほとんどなかったため使わなかった
- 効果音
- 和紙が擦れる音・筆・拍子木・風切り2種・のれんの風・通りの足音の7種を生成し、映像の出来事に合わせて置いた
- 01浮世絵の候補から名所絵の1枚を選ぶ
- 02絵を層に切り分け隠れていた壁を補う
- 03Blenderで層を空間に置き10秒の試作を作る
- 04のれんの揺れと止まらないカメラを足す
- 0530秒の構成に組み直し音楽と効果音を付ける
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