動画の印象を変える声と音のつくり方
90秒の自社制作サンプルで直した声・読み・歌と環境音を、修正前と完成版の聴き比べで紹介します。

映像がよくできていても、声や音に違和感があると見る人の注意は内容よりそちらに向きます。
90秒の自社制作サンプル「化粧品のPR」で完成までに直した声と音の3か所を、修正前と完成版の聴き比べで紹介します。
芝居がかった声を自然な語りにする
初版のナレーションは感情を強く付けた台詞でした。ブランドコピーはそのままで、それ以外の台詞が芝居がかって聞こえる状態です。
声を解析すると、作り直すうちに早口で間が詰まった版ができていました。6台詞の合計は15.5秒から9.9秒まで縮んでいます。そこで1つ前の版に戻し、抑揚を抑えながら1台詞ずつ直しました。
初版。感情を強く付けた台詞
「いいものをつくった。それだけでは、届かなかった」
低めで落ち着いたナレーション
「いいものをつくった。それだけでは売れなかった」
一語の読みまで聞き直す
「商品の特徴を伝える」の「商品」が「しょうぴん」に聞こえる版がありました。
画面のテロップは漢字のまま残し、音声用の原稿だけ読みをひらがなで指定して作り直しています。
「商品の特徴を伝える」が「しょうぴん」に聞こえる版
読みを「しょうひん」と指定した版
ナレーションの間も歌を止めない
初版のC案は歌声が16.5秒だけで、0:41〜0:50は伴奏だけでした。
完成版では全編に歌詞を入れて曲を作り直し、ナレーションの間だけ歌を約5dB下げています。あわせて店内の空気音や雨・足音・コーヒーの音を重ね、環境音と効果音は17か所から27か所になりました。
0:41〜0:50。伴奏だけで歌が入らない
「まずは話してみたら?」
同じ区間。歌が小さく流れ続け店内の音が入る
「まずは相談してみたら?」
修正前(C案の初版)歌声16.5秒・環境音と効果音17か所
完成版歌声0:00〜1:28・環境音と効果音27か所
映像と合わせて確かめる
声と音の調整は映像の修正より目立ちません。それでも見終わったときの印象を大きく左右します。
映像の初版と最終版の比較や、制作中の指示は動画制作事例のページにまとめています。
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