付喪神を直す旅 其の一 一反木綿
捨てられた布が妖怪になり、旅の男女がそれを縫い直して鎮める約30秒の縦型ショート動画で、シリーズ「付喪神を直す旅」の其の一です。画面はすべて絹の刺繍でできた見た目で、英語と日本語の字幕で話を追えます。
FablessBridgeのオリジナル作品です。
この動画について
室町時代の『付喪神記』にある、捨てられた古道具が妖怪になるという言い伝えに着想を得たシリーズの第1話です。名もない旅の男女が付喪神と戦わず、日本の工芸の技で直して鎮めます。其の一では古い木綿の布が一反木綿になり、女性が金糸で裂け目を縫い合わせます。
- シリーズ
- 付喪神を直す旅(オリジナル作品)
- 動画
- 30秒・縦9:16
- 投稿先
- TikTok
動画で見せたこと
- 背景も人物も布も、木の枠に張った象牙色の絹に刺した刺繍として描き、画面そのものを日本刺繍の技法でそろえました。
- 怒りを般若の面、鎮まった姿を穏やかな小面で表し、言葉がなくても気持ちの変化が分かるようにしました。
- 字幕は英語の下に日本語を添え、TikTokのスマホ表示で左右が切れない幅に収めました。
30秒の流れ
0〜4秒 夜の路地のごみの山に、大きく裂けた古い木綿の布が捨てられています。字幕は「大切にされ、やがて捨てられた。」です。
4〜9秒 布が般若の面を付けた長い帯となって起き上がり、路地で暴れます。日本では捨てられた物が妖怪になると字幕が伝えます。
9〜13秒 旅の男女が通りかかり、女性が布の裂け目を指さし、男性が開いた手を上げてなだめます。
13〜19秒 手元に寄り、女性が針で金糸を引いて裂け目を大きな縫い目でふさぎ、男性が布を張って押さえます。字幕は「二人は、戦わない。」です。
19〜23秒 金の継ぎ目でふさがった布が静かに浮かび、般若の面が割れて穏やかな小面が現れます。字幕は「直すのだ。」です。
23〜30秒 鎮まった布が襟巻きのように二人の肩にかかり、月明かりの路地を一緒に去っていきます。最後に「付喪神 其の一」が出ます。
表現で工夫したこと
先に静止画の絵コンテ6枚で話が伝わるかを確かめ、そのうち5場面を画像から動画にする生成で動かし、最初の場面だけはコードでゆっくり寄せました。生成の指示では止めるのを刺繍の枠だけにして、人物と布ははっきり動くように書いています。試作を投稿した際にスマホで英語の字幕が左右で切れたため、字幕の位置と大きさを直したこの版に差し替えました。
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