Kling 4.0の無料枠で5秒動画を作る Seedance 2.5との比較

Kling 4.0の公式Web画面で、コーヒーをドリップする画像1枚から720p・5秒の動画を作りました。今回使ったアカウントでは無料付与分の50クレジットを消費し、追加の支払いは0ドル。送信から完成を確認するまで約3分でした。

左のSeedance 2.5と右のKling 4.0によるハンドドリップ動画の終端

Kling 4.0の公式Web画面で、コーヒーをドリップする画像1枚から720p・5秒の動画を作りました。今回使ったアカウントでは無料付与分の50クレジットを消費し、追加の支払いは0ドル。送信から完成を確認するまで約3分でした。

この記事では、自社制作サンプルを使ったこの1回の結果と、同じ画像・同じ指示文で以前に作ったSeedance 2.5の動画を比べます。確認できたのは生成条件、費用の記録、動画ファイルの仕様と静止画での違いです。動きや音声の自然さはまだ評価していません。

Seedance 2.5とKling 4.0の比較動画左:Seedance 2.5、右:Kling 4.0。同じ開始画像とプロンプトで各1回生成。生成日・利用経路が異なります。音声を除いた5秒の比較です。

左がSeedance 2.5、右がKling 4.0です。 それぞれ1280×720の映像を同じ大きさで真横に並べ、開始時刻をそろえた1本の動画にしています。途中の一時停止やシークも左右同時に行えます。比較版は両方無音で、尺は約5.04秒、フレームレートは24fpsです。Klingの原本には音声トラックと右下の透かしがあります。

コーヒーへ細口ケトルから湯を注ぐ開始画像
両モデルで同じ開始画像を使用しました。

今回使った無料枠の条件と費用

2026年10月19日に利用したのは、Kling公式Webの無料体験パックが付与されたアカウントです。有料プランの契約やクレジットの追加購入はせず、画面に表示された無料残高の範囲で1本だけ生成しました。

利用経路
今回確認できた内容:Kling公式Web
モデルと入力方式
今回確認できた内容:Kling 4.0、キーフレームの開始画像1枚
生成条件
今回確認できた内容:720p、5秒、生成数1
生成前の無料残高
今回確認できた内容:66クレジット
生成ボタンの消費表示
今回確認できた内容:50クレジット
生成後の残高
今回確認できた内容:16クレジット
今回の追加支払い
今回確認できた内容:0ドル
ダウンロードした動画
今回確認できた内容:右下に透かしあり

無料で試せたのは、必要な50クレジットを上回る無料残高があったためです。生成後に残った16クレジットでは、同じ50クレジットの条件でもう1本作ることはできません。

この記録は、すべてのアカウントに66クレジットが付くことや、無制限に無料で生成できることを示すものではありません。試す前に、利用するアカウントの付与条件・有効期限・残高と、設定後の生成ボタンに表示される消費クレジットを確認してください。今回使ったWebの無料クレジットとAPIの利用料金も別に扱います。

0ドルは今回の動画生成で追加支払いがなかったという意味です。元画像を用意する費用や、比較・編集にかかる作業時間まで含めた制作費ではありません。

画像1枚から動画を作った手順

元にしたのは、以前のコーヒー動画制作で使った自社制作サンプルの画像です。実写の撮影素材ではなく、AIで作成した2048×1152の横長画像を使いました。

操作は次の順番です。

  1. 01
    動画生成のモデルに「Kling 4.0」を選ぶ。
  2. 02
    入力方式を「キーフレーム」にし、開始フレームへ画像を1枚アップロードする。中間・終了フレームは設定しない。
  3. 03
    湯の流れ、湯気、カメラの動きを指示する。
  4. 04
    720p・5秒・生成数1を選ぶ。縦横比は開始画像から自動設定された。
  5. 05
    消費表示が50クレジットであることを確認して生成する。
  6. 06
    完成した動画をダウンロードし、画面を再読み込みして残高を確認する。

比較条件をそろえるため、指示文は以前のSeedance 2.5の試験と同じものにしました。

Hot water keeps pouring from the gooseneck kettle in a slow spiral, steam rises and swirls in the backlight, very slow push-in, realistic motion

指示した内容は「細口のケトルからゆっくり螺旋を描くように湯を注ぎ続ける。逆光の中で湯気が上がって渦を巻く。カメラはごくゆっくり寄り、動きは写実的にする」です。これは生成への指示であり、すべて実現できたと評価した内容ではありません。

送信は9時45分1秒、完成を確認したのは9時48分1秒で、経過時間は約179秒でした。実際の完了時刻は状態確認の間隔による約29秒の幅があります。再生成はしていません。

Seedance 2.5と比較した条件

比較に使ったSeedance 2.5の動画は、2026年10月14日にHiggsfield API経由で作った720pのドリップ動画です。今回、Seedance側を生成し直したわけではありません。画像と指示文は一致していますが、生成日と利用経路、音声の条件が違います。

生成日
Seedance 2.5:2026年10月14日
Kling 4.0:2026年10月19日
利用経路
Seedance 2.5:Higgsfield API
Kling 4.0:Kling公式Web
入力画像・指示文
Seedance 2.5:同一
Kling 4.0:同一
比較する本数
Seedance 2.5:1本
Kling 4.0:1本
指定した解像度・尺
Seedance 2.5:720p・5秒
Kling 4.0:720p・5秒
実ファイル
Seedance 2.5:1280×720・24fps・約5.04秒
Kling 4.0:1280×720・24fps・約5.04秒
音声
Seedance 2.5:音声生成をオフに指定、トラックなし
Kling 4.0:トラックあり、内容は未評価
今回の費用の記録
Seedance 2.5:当時の見積もり式で約2.31ドル、請求額は未照合
Kling 4.0:無料付与分50クレジット、追加支払い0ドル
送信から結果の確認まで
Seedance 2.5:約7分53秒
Kling 4.0:約2分59秒

Seedanceの約2.31ドルは、当時のHiggsfield見積もりAPIが返した計算式から算出した値です。720p・5秒では108,000トークンとなり、1,000トークンあたり0.0214ドルを掛けて2.3112ドルと計算しています。確定請求額や、ほかの経路を含む現在の共通価格を示す数字ではありません。詳しい手順はSeedance APIで動画を作った記録にまとめています。

Klingは無料付与分を使い、SeedanceはAPIの見積もりを使っています。この2つの数値から通常利用時の料金の優劣は決められません。また、待ち時間も別の日・別の経路で各1本を作った記録です。Seedance側は約20秒間隔の確認による誤差もあるため、モデル固有の速度差としては扱いません。

静止画で比べるとカメラの寄り方が違う

冒頭の比較動画は左がSeedance 2.5、右がKling 4.0です。表示する大きさをそろえ、各映像をクロップせずに並べているので、同じ時刻に画面へ残る範囲を見比べられます。

0秒から5秒まで0.5秒間隔で取り出した静止画では、今回のKlingはSeedanceより寄り方が控えめでした。Seedanceは終盤にドリッパーが大きく映り、下部や持ち手が画面外へ出る範囲も広くなっています。同じ「ごくゆっくり寄る」という指示でも、画面に残る範囲に違いが出ました。

Klingの3〜5秒付近では、ドリッパー内の液面が泡状に盛り上がって見えます。静止画で確認できる変化ですが、注湯の動きとつながって自然に見えるかは、通常速度で確認する必要があります。

構図を選ぶ際には、ケトルや器全体をどの程度残したいか、液面へどこまで寄せたいかを具体的に見ると比較しやすくなります。ここで述べた違いは今回の2本の観察であり、モデルの品質順位ではありません。

動きと音声の品質はまだ評価していない

今回確認したのは、生成とダウンロードの完了、実ファイルの解像度・尺・フレームレート・音声トラック、0.5秒間隔の静止画です。通常速度で全編の動きを確認する検査と、音声を実際に聴く検査は完了していません。

そのため、湯や湯気の動きが自然か、螺旋状に注ぐ指示に沿っているか、途中の加速や停止に違和感がないかは未評価です。Klingに音声トラックがあることは確認できても、何の音が入っているか、映像と合っているか、音質がよいかまでは断定できません。

人物や手は登場しないため、この試験から人物表現や指の品質も判断できません。各モデル1本だけの比較であり、再現性や成功率の評価も含みません。

手元の画像で試すときに確認したいこと

今回のアカウントでは、既存画像を開始フレームに設定し、無料付与分を使って5秒の動画を1本保存できました。同じように試す場合は、まず残高と設定後の消費表示を確認し、どこを動かしてどの構図を保ちたいかを短く指定すると、結果を振り返る基準を作れます。

生成後は、保存できたことに加えて、通常速度の動き、音、透かしの有無、使いたい用途に合う利用条件を確認します。追加で作る場合も、残高と1回あたりの消費量を見て本数を決めてください。

APIから試したい場合はSeedanceの生成・待機・費用の記録、生成したカットを編集につなげる場合はRemotionで動画を組み立てる方法が参考になります。

素材選びや複数カットの編集も含めて制作を依頼したい場合は、FablessBridgeの料金と制作の流れをご覧ください。

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