AI映像の世界観メモを作る|場所・色・衣装・禁止事項
複数のカットを別々に生成すると、同じ物語でも背景の質感や服の細部が変わることがあります。世界観メモは、作品全体で残したい見た目と、場面ごとに変えてよいものを短くまとめた資料です。長い形容詞の一覧にせず、画像や制作上の判断へ結び付けて作ります。

複数のカットを別々に生成すると、同じ物語でも背景の質感や服の細部が変わることがあります。世界観メモは、作品全体で残したい見た目と、場面ごとに変えてよいものを短くまとめた資料です。長い形容詞の一覧にせず、画像や制作上の判断へ結び付けて作ります。
最初に場所と時間を固定する
未生成の創作例として、「閉店後の小さな修理店。夕方。入口から暖かい光が入り、奥の作業台は少し暗い」という場面を考えます。場所名だけでなく、入口、窓、作業台の位置関係を書きます。別のカットで反対側を映したときに、窓や光の向きが矛盾しないようにするためです。
各場面の絵コンテには、世界観メモのどの場所にいるかを記入します。カメラ位置が変わるたびに背景を一から説明し直す場合でも、基本の配置を確認できる地図や承認画像を参照します。細かい設定を増やす前に、実際に画面へ映る範囲を決めます。
色と質感は見本へ結び付ける
「温かい」「映画的」といった言葉だけでは、人によって異なる色や質感を想像します。承認済みの見本があれば、それを基準に、木の机、くすんだ青の壁、暖色の照明など、保持したい特徴を短く記載します。参考画像が利用可能な素材かも、制作に使う前に確認します。
色のメモは全画面を一色にする指示ではありません。主役を見つけやすくする配色なのか、時間帯を揃えるためなのか、目的を書きます。映像の色補正で揃える範囲と、生成する画像に必要な色を分けて考えると、各カットの入力条件を整理できます。
人物の変えない特徴を別欄に置く
人物は、顔、体型、髪、衣装、持ち物を分けます。SEOULVIQの制作基準のように顔と体型の正本を分ける場合は、それぞれの参照を記載し、画風を合わせるために承認済みの体型まで変えないようにします。
衣装は色だけでなく、襟、袖、靴、アクセサリーなど、画面に出る特徴を残します。場面が進んで上着を脱ぐ場合は、その変更が起こる位置を記録します。毎回完全に同じ見た目を要求するのではなく、物語上の変化と意図しない変化を区別します。
禁止事項は確認できる内容へ絞る
「不自然にしない」という禁止だけでは採否を判断しにくいため、「背景に読めない看板を増やさない」「指定していない人物を出さない」「顔を別人へ変えない」のように、見て確認できる内容へします。否定形を入力する方法が適切かはモデルごとに確認し、メモの禁止事項をそのまま全て指示文へ貼るとは限りません。
最後に、世界観メモの版、採用画像、場面ごとの例外を保存します。全体で固定する情報と、そのカットで起こる動作を分けておけば、場面を追加するときにも何を引き継ぐか分かります。世界観の一貫性は文章の長さではなく、具体的な基準と確認の対応で管理します。
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