AI制作の費用台帳を作る|見積・送信・請求・採用を分ける
生成AIの費用を振り返るときは、完成した素材だけでなく、採用しなかった試行も含めて記録します。その際、見積もりの金額と実際の請求、生成が受け付けられた状態と完了した状態を混ぜないことが大切です。

生成AIの費用を振り返るときは、完成した素材だけでなく、採用しなかった試行も含めて記録します。その際、見積もりの金額と実際の請求、生成が受け付けられた状態と完了した状態を混ぜないことが大切です。
一行を一回の依頼にする
台帳は一回の生成依頼を一行にします。作品名、試行ID、モデル、利用経路、入力素材、出力条件、送信時刻を残します。秒数や解像度が違えば、同じモデルでも別の条件です。
再試行する場合も元の行を上書きせず、新しい行を作ります。どの試行の修正なのかを関連付けると、同じ目的へ何回送ったかを追えます。キーの値や認証ヘッダーは台帳に書きません。
見積もりと請求を別欄にする
見積欄には、その時点の料金式、条件、通貨、確認日を記録します。請求欄には、サービスの利用明細と照合した値を入れます。未照合なら空欄にして状態を「未確認」とし、ゼロ円と混同しないようにします。
FablessBridgeのドリップ動画の記録でも、Higgsfieldの見積もり式による金額と、Kling Webの無料付与クレジットの消費を分けています。無料枠で追加支払いがなかったことを、そのモデルの一般的なAPI単価として扱いません。
送信状態と素材の状態を分ける
状態欄には「送信前」「受付済み」「処理中」「成功」「失敗」「状態不明」などを使います。成功した素材には、保存先と採用・不採用の判断を別に残します。
タイムアウトしただけで、生成そのものが失敗したとは限りません。状態不明の依頼を再送する前に、既存の依頼を照会できるかを確認します。また、失敗という表示だけで無課金と決めず、明細側の扱いも区別します。
採用までの費用を説明する
説明用の架空例として、一回の見積もりが20円で、3回の試行から1本を採用したとします。見積もりの合計は60円ですが、実請求と照合するまでは確定費用と呼びません。採用1本の費用を考えるなら、不採用の2回も含めて見ます。
台帳の最小項目は、試行ID、モデルと経路、条件、見積、送信状態、請求、採用状態です。上限や再試行のルールも別に残しておくと、制作の途中で予算を確認できます。
単価の安さだけでなく、何回試し、何を採用し、どこまで請求を確認できたかを示す。そうすると、次の作品の見積もりや、修正範囲を決めるための材料として使える費用記録になります。
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